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日本の照明器具の発展を見ると、ある時代で途切れています。有史以来、燃焼光源を用いてきたという点は日本も西欧も変わりません。しかし西欧では蝋燭の文化から石油ランプ、電球へとその光源の種類を変えても、スタンド、ブラケット、ペンダントといった照明スタイルは変わらず、一つの流れを保っています。それに対し、日本では従来、行灯などスタンド形式の照明スタイルであった物がランプという照明を輸入したことにより、住生活の中にペンダントという形式を取り入れ、大きな変化をもたらしました。天井から吊り下げられた照明は部屋の隅々まで均一に明るさを得ることができるもっとも適した手法です。日本の住空間の照明が天井に移った時、日本の照明の歴史は途切れたといっても過言ではありません。現在の空間を構成するひかりは、全体照明と局部照明(スタンドなど)です。局部照明の扱い方によってその空間の表情は一変してしまいます。壁際に置くのか、部屋の真ん中に置くのか、または光を拡散するシェードなのか、影を落とすシェードなのかも重要な要素となります。西欧の人は壁紙を選ぶのと同じように光をインテリアの一部として扱ってきました。だから西欧とは光の歴史に差がでるのです。 |
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